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長野県 モデル自治体

概要

 長野県では、気候変動適応の推進体制を構築することを目標としています。そのため、県内のさまざまな気象情報を一元化するための観測ネットワーク(信州・気候変動モニタリングネットワーク)を構築し、気候変動の詳細な実態の把握を行っています。また、農業、防災、生態系、都市・健康などの分野を中心として、気候変動の影響予測情報をもとに、適応を検討する場(信州・気候変動適応プラットフォーム)の構築を目指しています。
 こうした取組は、「長野県環境エネルギー戦略」の中に、自然エネルギーの普及や省エネルギーの促進などの緩和策とともに位置づけて、取り組んでいます。

対象地域

長野県

取り組み

温暖化をビジネスチャンスに

長野県 環境保全研究所 自然環境部 温暖化対策班 浜田 崇

この先の気温上昇によって県の特産品であるリンゴやレタスに深刻な影響が出ると推測されている。今までにない目の細かいモニタリング網を活かし詳細な気象変動の推移を把握する。それによって農家など実際に気候変動に向き合う人びとが活用できる情報提供をしていきたい。

長野県 環境エネルギー課課長 長田敏彦

地球温暖化はピンチでもありチャンスでもある。ワイン造りのように温暖化によってより良い品質の製品を生み出す事ができる分野も出てきている。 また、温暖化対策を進めていくことで得られるイノベーションによって新しい技産業が生み出される可能性も出てきている。この流れを強力に推進して行きたい。

主管実施機関

藤森 靖夫(長野県環境保全研究所)

実施体制

主な成果

平成29年度

・信州・気候変動モニタリングネットワークを活用したデータ収集および気候変動の実態把握
・「信州気候変動モニタリングレポート2015」を発行(ホームページ上からダウンロード可)
 (http://shinshu-moninet.org/)
・農業、防災、生態系および都市・健康分野などにおける適応技術の開発
・適応検討の場(信州・気候変動適応プラットフォーム)の開催
・市民等との気候変動に関するリスクコミュニケーションの実施

平成27年度

・信州・気候変動モニタリングネットワークを活用したデータ収集および気候変動の実態把握
・農業、防災、生態系および都市・健康分野などにおける適応ニーズの把握
・適応検討の場(信州・気候変動適応プラットフォーム)の構築のための準備


発表論文

①陸 斉・須賀 丈・浜田 崇・堀田 昌伸・尾関 雅章・畑中 健一郎(2016)長野県における気候変動下の生物多様性保全施策に向けて.地球環境.
②浜田 崇(2016)長野県における気候変動適応の推進体制.環境管理.
③尾関雅章・堀田昌伸(2017)北アルプス北部爺ヶ岳棒小屋乗越付近で発生したイノシシによる高山植物の掘り返し.植生情報,21, 44-46.
④Takano KT, Hibino K, Numata A, Oguro M, Aiba M, Shiogama H, Takayabu I, Nakashizuka T.(2017)Detecting latitudinal and altitudinal expansion of invasive bamboo Phyllostachys edulis and Phyllostachys bambusoides (Poaceae) in Japan to project potential habitats under 1.5°C–4.0°C global warming.Ecology and Evolution, 7: 9848-9859.

研究構成

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